はやり目とは
はやり目は、正式には流行性角結膜炎と呼ばれる病気で、ウイルス感染が原因で発生します。主にアデノウイルスが原因であり、人から人へと容易に感染する特性があります。感染力が強いため、学校や職場などの集団生活の場で流行することが多いです。感染すると、目が赤く充血したり、目やにが出るなどの症状が現れます。
はやり目の症状
はやり目の主な症状には、目の充血、目やにの増加、目のかゆみ、涙の増加、視力の低下などがあります。また、感染した目をこすることでウイルスが手につき、他の人に感染する可能性があります。さらに、ウイルスが他の部位に移動することで、咳やくしゃみなどの風邪のような症状が現れることもあります。
はやり目の原因
はやり目の主な原因はアデノウイルスによる感染です。アデノウイルスは、空気感染や、感染者の手やタオルなどの直接的な接触によって人から人へと感染します。また、プールの水や、感染者が触れた物の表面からも感染することがあります。ウイルスが目の粘膜に付着することで感染が始まり、症状が現れます。
はやり目の治療法
はやり目の治療には、主に対症療法が行われます。医師の診断のもと、感染を抑えるための抗ウイルス薬や、炎症を和らげるための抗炎症薬が処方されることがあります。また、目の充血やかゆみを和らげるための点眼薬も利用されます。ただし、ウイルス感染による病気であるため、完全に治療する薬は存在しません。予防が最も重要です。
はやり目になりやすい人の特徴
はやり目は、免疫力が低下している人や、アレルギー体質の人が感染しやすいとされています。また、集団生活を送っている人や、プールなどの公共施設を利用する人も感染しやすいとされています。また、手洗いが不十分な人や、目をこするクセがある人も感染しやすいです。
はやり目の予防法
はやり目の予防には、まず手洗いの徹底が重要です。外出先から帰宅した際や、トイレの後などは必ず手洗いを行い、手指の清潔を保ちましょう。また、目をこするクセがある人は、そのクセをなるべくやめるよう心掛けましょう。さらに、感染者との接触を避け、感染者が使用したタオルや手拭いを共有しないよう注意しましょう。